報告書や会議の説明で、
「ちゃんと書いてあるのに、伝わらない」
「結局、口で説明し直すことになる」
そんな場面に出くわすことってありますよね。
どちらも手を抜いているわけじゃないのに、話が噛み合わず、
なぜか説明する側だけが疲れていく──。
そんな話題の時に思い出してほしいのが、この「部下の報告書を直す夜」の話です。
僕がプロジェクトリーダーとして実際に経験した出来事から、
「わかりにくさは能力の問題じゃない」というヒントが見えてきました。
仕事の愚痴にも、少し知的な雑談にも使える、ひとつ仕込んでおきたい話ネタです。
※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。
【結論(この記事でわかること)】
このエピソードが教えてくれたのは、
「たくさん書くこと」よりも
「判断の道筋を共有すること」の方が、仕事では圧倒的に大事だということです。
報告書でも、説明でも、どこが正しいかを全部伝える必要はありません。
代わりに、
「なぜ、そう考えたのか」
「どこで判断したのか」
その順番が見えるだけで、伝わり方は一気に変わります。
「ああ、この人はこういう流れで考えたんだな」
そう相手が再現できたとき、説明は初めて“成立”する。
次に報告や説明でつまずいたときは、この話をそっと思い出してみてください。
きっと、言葉の組み立て方が少し変わるはずです。
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【話ネタ本文】
こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今回は、ある日の夜遅くまで続いた「部下の報告書を直す時間」から考えた、
「わかりにくい説明って、誰の問題なんだろう?」というお話です。
仕事をしていると、
「いや、言ってることは分かるんだけど……」
「で、結局どうしたいの?」
って資料や報告書に出会うこと、ありませんか?
あの日の僕は、まさにその渦中にいました。
事実は書いてある。でも、意味が見えない
プロジェクトのリーダーをやっていると、
どうしても「会社への報告」という役割が回ってきます。
今回も、部下に担当案件の報告書を作ってもらいました。
で、目を通してみたんですが……正直、わかりにくい。
・起きた出来事
・やった作業
・関係者の動き
事実はちゃんと書いてあるんです。
でも、
「なぜ、その判断をしたのか」
「何を一番伝えたいのか」
が、どこにも書いてない。
報告者本人が横に立って説明してくれないと成立しない。
そんな報告書でした。
このまま出すと、困るのは誰か
社内調整をするのは、僕の役目です。
この報告書のまま会議に出たら──
「説明がわかりづらい人」になるのは、僕。
なので結局、
関係者を集めて事情を聞き、目的を整理し、判断の理由を洗い出し、
報告書を修正することになりました。
何が事実で、何が問題で、今後どうしたいのか。
気づけば、赤ペン先生と生徒を、ひとりで二役やってました。
時間がない日に限って、こういう仕事
こういう仕事に限って、
「明日、会議です」
とか言われるんですよね。
その日も、結局、夜遅くまで報告書を直していました。
正直、しんどい。
でも──
不思議なことに、だんだん文章が整ってくると、ちょっとした満足感も出てくるんです。
「あ、これなら伝わるな」
「この順番なら誤解されないな」
って。
“わかりにくさ”は、能力の問題じゃない
思ったんですよ。
この部下、決して仕事ができないわけじゃない。
むしろ、目の前の作業を必死にこなして、情報を集めて、「とにかく全部書こう」としている。
ただ、“相手がどう理解するか”まで、思考が届いていないだけなんですよね。
報告書って、事実を書くものじゃなくて、「判断の道筋」を共有するものなんだと思います。
そこが抜けると、どれだけ頑張っても、「わかりにくい」になってしまう。
あなたは、説明を“一人で完結”させてますか?
これ、仕事だけの話じゃないと思うんです。
雑談でも、説明でも、プレゼンでも。
「言えば伝わる」
「聞けばわかる」
って、どこかで思ってないでしょうか。
でも実際は、相手の頭の中で“再現できて初めて、伝わった”
なんですよね。
あなたの話は、あなたがいなくても成立しますか?
【話ネタに使えるポイント】
- 「報告書って、本人いないと成立しないやつありますよね〜」で共感を取りやすい
- 「事実を書いてるのに、なぜか伝わらない現象」の話題に広げられる
- 「説明って、相手の頭を借りる作業ですよね」と少し知的な雑談にも展開可能
キーワードは、
“事実の羅列”と“判断の道筋”。
仕事の愚痴にも、学びの話にも使える万能ネタです。
ちなみに、こういう日常の違和感や思考のタネは、
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【説明がわかりにくくならないための3つのヒント】
「じゃあ、どうすれば“わかりにくい説明”にならずに済むのか?」
そんなふうに思った方へ、僕なりに意識している3つのヒントをまとめてみました。
- 事実より先に「結論」を置く
つい真面目な人ほど、起きたことを時系列で全部書こうとします。
でも読み手が一番知りたいのは、「で、結局どうしたいの?」という一点。
最初に結論を置くだけで、相手は安心して話を聞けるようになります。 - 判断した“理由”を言葉にする
「そう判断しました」で終わると、説明は途切れます。
なぜそう考えたのか、どこで迷ったのか。
そのプロセスを少し添えるだけで、説明は一気に“共有”になります。 - 「自分がいなくても伝わるか」を想像する
説明を書き終えたあと、
「これ、僕が横にいなくても理解できるかな?」と一度考えてみる。
このワンクッションがあるだけで、“本人ありきの説明”を避けやすくなります。
あなたが最近「伝わらないな」と感じた説明。
それって、能力の問題ではなく、判断の道筋が共有されていなかっただけかもしれません。
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【記事まとめ】
- わかりにくい報告書は、努力不足とは限らない
- 問題は「何を書いたか」より「どう理解されるか」
- 報告とは、判断のプロセスを共有する行為
- 整える力は、見えにくいけれど重要な仕事
【最後に】
夜遅くまで直した報告書を見て、部下が言ってくれたんです。
「やっぱりさすがです。
自分じゃ、こんなにキレイにまとめられませんでした」
……まぁ、
そう言われると、悪い気はしませんよね。(笑)
でも本当は、その“キレイなまとめ”、
次はあなたが書けるようになったら一番いいんですけどね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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