【駅で見かける独り言オジサン話で使える】“見せたい自分”に振り回されない3つのヒント

日常の話ネタ

駅やSNSで、「ちょっと無理してるな…」って人を見かけること、ありますよね。
別に悪いことをしているわけじゃないのに、どこか痛々しく見える瞬間。

そんな場面で思い出してほしいのが、この“独り言オジサン”の話です。
僕が駅で出会った、謎の電話フリ芝居から、“見せたい自分”に振り回されないヒントが見えてきました。
“見せたい自分”について考えるきっかけにもなる、ひとつ仕込んでおきたい話ネタです。

※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。

【結論(この記事でわかること)】

このエピソードが教えてくれたのは、
「人にどう見られるか」よりも「誰とつながりたいか」を意識する方が心はラクになる、ということ。
駅での独り言オジサンでも、SNSの充実アピールでも、結局は“存在証明”の演出です。

大事なのは、それを笑うことじゃなくて、
「ああ、自分も同じ“見せたい気持ち”を持ってるな」と気づくこと。

次に駅やSNSで“独り言オジサン”を見かけたら、このネタをそっと思い出してみてください。
ちょっとだけ、人に優しくなれるかもしれません。

【話ネタ本文】

こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、駅の構内で見かけた「謎の独り言オジサン」の話から、
“人はなぜ、自分の存在を誰かに証明したくなるのか”というテーマを考えてみたいと思います。

駅で叫ぶオジサン

先日、とある駅で見かけたんです。
携帯電話を耳に当てて、大声で話してるオジサン。
……いや、正確には「叫んでる」に近い。

「入札金額は○○億だ!」「〇〇に握らせて早く決めろ!」
なんていう、ビジネス用語てんこ盛りのワードを、駅で、しかも全力で叫んでるんです。

しかも、よく聞くとおかしいんですよ。
相手の返事をするタイミングが一切ない。
ひたすらオジサンはしゃべり続ける。

あれ?もしかして……独りでしゃべってない?

実は一人で話してる?

で、思ったんです。
この人、電話してるフリをして、実は一人で話してるだけなんじゃないか?って。
だって、あんな大事そうな話を、駅の構内で、誰でも聞こえるような声でしますかね?

しかも僕、こういう人──
これまでの人生で、4〜5回は見たことあるんですよ。
場所も時間もバラバラ。

でも、似たような「演出」をしてる人が、なぜか一定数いる。
これって……偶然じゃない気がするんですよね。

誰かに見せたい自分

そこで、ふと思いました。
もしかして彼らは、“話の内容”よりも、“話してる自分”を見せたいんじゃないか?と。

電話の相手なんて、実はいないのかもしれない。
でも、「大きな仕事をしている自分」を、誰かに見せたい。

つまり──
「この社会の中で、俺はちゃんと役割を持っているんだぞ」と、証明したいんじゃないかって。

見られていない不安

これ、SNSにも通じると思うんです。

本当は、誰に頼まれたわけでもない投稿を、
わざわざ“仕事してます風”に加工してアップしたり、
「忙しいんですアピール」とか、
「人脈あります感」のある投稿とか。

──ね、思い当たる節、ありますよね。

誰かに向けて、「自分、ちゃんとやってますよ」って伝えたくなる。
それって結局、“見られてないと不安”なんですよね。

僕たちみんな、”独り言オジサン”?

あなたも、何かしら「存在証明」したくなる瞬間ってありませんか?

たとえば、
・忙しくしてるフリをしたり
・SNSで“充実してる風”の投稿をしたり
・本当はわかってないのに「知ってる風」の相槌を打ったり

僕たちはみんな、ちょっとだけ「独り言オジサン」なのかもしれません。
“誰かに認められたい”って、思ってる限り──。

【話ネタに使えるポイント】

  • 「駅で大声で電話してるオジサン、よく見るんですけど…」と話し出せる
  • 「あれって、誰かに“見せたい”気持ちの表れかもしれませんね」と、考察を入れられる
  • 「自分もSNSで“充実してますアピール”しがちなんで…」と、自虐ネタにもつながる

キーワードは、
“独り言オジサン”と、“存在証明欲求”
奇妙な行動から、「人間の本質」に切り込めるネタです。

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【“見せたい自分”に振り回されない3つのヒント】

「じゃあ、どうすれば“認められたい気持ち”に振り回されずに済むのか?」
そんなふうに思った方へ、僕なりの3つのヒントをまとめてみました。

  1. 「見せる自分」と「本当の自分」を切り分ける
     SNSや日常で“見せたい自分”を演出するのは、悪いことじゃない。
     でも、それが「本当の自分」とごっちゃになると、苦しくなる。
     「これは演出」「これは本音」と分けて考えるだけで、ずっと気持ちがラクになります。
  2. “誰に見せたいのか”を明確にする
     多くの人に見せるより、「たった一人の誰か」に伝えたい気持ちの方が強いこともある。
     見せたい相手を意識することで、自分の行動がブレにくくなります。
  3. 「見せたい」は、「つながりたい」かもしれない
     存在証明したい気持ちは、裏を返せば「誰かとつながっていたい」だけなのかもしれない。
     そのことに気づけると、ちょっとだけ自分にも、人にも優しくなれます。

あなたが最近、ちょっと張り切りすぎた瞬間。
それって、ほんの少し「つながりを求めてただけ」なのかもしれません。

【記事まとめ】

駅で叫ぶ「独り言オジサン」は、実は“見せたい自分”を演出しているのかもしれない

  • 内容ではなく「見られていること」が目的になっている可能性
  • SNSや日常にも「存在証明欲求」はあふれている
  • 人はみんな、少しずつ“演出”して生きているのかもしれない

【最後に】

駅の構内で、一人でしゃべってるオジサンを見たら、
ちょっとだけ、優しい目で見てあげてください。

もしかしたら彼は、あなたよりちょっとだけ不器用なだけで、
心の中では、ずっと誰かに話しかけてるのかもしれません。

……まぁ、入札金額の話は、やっぱり外で言うもんじゃないですけどね(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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