※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。
こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、ふと見上げたビルの上にある“細い棒”──避雷針から、
「犠牲を引き受けるものの価値」について、考えてみたいと思います。
【結論(この記事でわかること)】
ビルの上の“避雷針”を見て、思い出してほしい人がいます。
それは、目立たずに“嫌な役”を引き受けてくれている誰かのこと。
この記事では、
- 避雷針が「雷を引き受ける」しくみの話
- 職場や家庭にいる“避雷針のような人”の存在
- 「高い場所にいる=偉い」ではなく「責任を背負っている」という視点
…を通して、
“見えない貢献”に気付くためのヒントをお届けします。
【話ネタ本文】
カミナリを引き受ける者
この前、仕事の昼休みに外を歩いてたときのことです。
ふと見上げたビルの屋上に、1本の棒が立っているのが目に入りました。
……そう、あの「ニョキッ」と伸びた細いやつ。
避雷針です。
ビルやマンションに当たり前のようについてるけど、
あれ、何かちょっと切なくないですか?
誰も見てない場所で、ずっと空を向いて立ってるんですよ。
しかも、わざわざ雷を引き受けるために。
自らを犠牲に
避雷針って、“雷を避ける”ための設備……のはずなのに、
実際は「雷を呼び寄せてる」んです。
え、逆じゃないの?って思いますよね。
でもそれが、正しい機能。
わざと雷を自分に落とさせて、
建物や人を守っている。
……これ、人間だったら絶対やりたくない役目です。
安全の代償として
よくよく考えたら、避雷針って、
誰よりも高いところに立たされて、
雷を一身に受ける“人柱”みたいな存在なんですよね。
しかも、誰にも気づかれない。
建物の中にいる人たちは、
雷が落ちてることすら気づかずに、安全に過ごしている。
なのに、その安全の“代償”になってるのが、
あの一本の細い棒なんです。
”ヒライシン”の仕事
……これ、職場にもいませんか?
誰かが嫌な役を引き受けてくれてるから、
みんなが気持ちよく仕事できてる、みたいな。
たとえば──
クレーム処理、責任の矢面、リーダーとしての決断。
そういう“雷”を、黙って引き受けてる人。
本人は全然アピールしないし、
むしろみんなに嫌われてたりもするけど、
あの人がいなかったら、
たぶんチームは崩れてた……ってタイプ。
避雷針って、まさにそういう存在じゃないでしょうか。
感謝できてますか?
もし、あなたのまわりに“避雷針みたいな人”がいるなら──
ちゃんと、感謝できてますか?
その人は、ただ“高い場所に立ってる”んじゃない。
雷を、引き受けてるんです。
もしかしたら、「偉そうにしてるな」って思ってた人が、
実は、あなたの見えないところで守ってくれてたのかもしれません。
“引き受ける人”がいることで、
周りが安心して動けている。
そんな縁の下の力持ちに、もう少し優しくできるといいですよね。
【話ネタに使えるポイント】
- 「あのビルの上の棒、雷を“避ける”んじゃなくて“呼んでる”んですよ」と話し出せる
- 「避雷針って、ちょっと人柱っぽくないですか?」というワードで印象づけられる
- 「嫌なことを引き受ける人って、実は避雷針みたいだと思うんですよね」と仕事の話に展開できる
キーワードは、
“避ける”じゃなく“引き受ける”、そして“高い場所に立つ”ことの意味。
擬人化することで深い話に持っていけるネタです。
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【“見えない貢献”に気づくための3つのヒント】
「じゃあ、どうすれば“避雷針みたいな人”に、ちゃんと敬意を持てるのか?」
そんなふうに思った方へ、僕なりの3つのヒントをまとめてみました。
- 「やりたくない役」を思い出してみる
過去に自分が避けた仕事や、押しつけられた経験を思い出すと、「それをやってくれた人」の顔が浮かびます。
そこにはきっと、目立たない努力がありました。 - “高い場所”に立つ意味を問い直す
肩書きや立場だけで「偉そう」と決めつけていませんか?
その人が背負っている“雷”に目を向けるだけで、見方が変わることがあります。 - 「ありがとう」を口にするハードルを下げる
感謝は、相手の行動が完璧でなくても伝えていいものです。
「あのとき助かりました」と一言だけでも、避雷針のような人にとっては報われる瞬間になります。
あなたのまわりにいる“あの人”。
少しだけ見方を変えるだけで、もっと優しくなれるかもしれません。
【記事まとめ】
- 避雷針は、「雷を避ける」のではなく「雷を引き受けている」
- 98%の確率で、建物の落雷被害を防いでいる
- 高い場所に立つのは“偉い”からではなく、“犠牲を受け止める”ためかもしれない
- 目立たないところで“守ってくれている存在”に、もっと目を向けよう
【最後に】
たまには、上を見上げてみるのもいいかもしれません。
高いところで、誰にも気づかれずに、
“雷”を引き受けてくれてる存在がいるかもしれないから。
……まぁ、僕自身がちょっと「ヒライ神」になりがちなんですけどね。(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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