「ガツンと言ってほしかった」と言われた日|“言わない優しさ”はリーダー失格?

仕事の話ネタ

※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。

こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、ある現場での出来事を通して、
「リーダーって、どんなときに“立つ”べきなんだろう?」という話をしたいと思います。

【部下のしっかりした対応】

ある日のことです。
私の部下が、電話越しに怒っていました。

相手は、いつも仕事をしてくれている下請業者さん。
どうやら、少し気を抜いた作業があったようで――
それが大事故につながりかねない危険な内容だったそうです。

電話越しにも分かる、その“怒り”。

「何があったんだ?」と、横で聞き耳を立てながら、
内容を把握しました。

結果的に、業者さんはすぐに謝罪し、
人員配置を見直すと約束してくれました。

私は、心の中でこう思っていました。

「よかった、ちゃんと対応してくれた」
「部下も、しっかりしてるな」

でも――その数日後。
その部下から、こんなことを言われたんです。

【グサッとくる一言】

「リーダーはあの業者と仲いいから、言いづらいかもしれないけど……
ガツンと行って欲しかったです。」

……その一言に、思わず言葉を失いました。

自分では、「ちゃんと見守っていたつもり」だったんです。
「部下がやってくれてるから、俺の出番はない」って。

でも、それって――

“逃げてただけ”だったのかもしれない。

【リーダーの出るとき】

リーダーって、いつ出ていけばいいんでしょうか?
全部を自分でやるべき?
部下に任せるのが正しい?

たぶん、正解はケースバイケースです。

でも、今回のような「信頼を失う可能性のある場面」では、
リーダー自身が“前に立つ”ことが必要なんだと、痛感しました。

部下はちゃんとやってくれていた。
でも、その姿を見て「任せておけば大丈夫」と考えていた私は――
彼らの信頼を“削っていた”のかもしれません。

【それって”リーダーの仕事”?】

あなたの職場でも、こんなことはありませんか?

  • 部下が全部やってくれているから、見守るだけにしている
  • 面倒なこと、嫌われることは“誰かがやってくれる”と期待している
  • 自分は関係性を壊したくないから、言いづらいことを避けている

でも、それって本当に“リーダーの仕事”なんでしょうか?

【人気者になりたいわけじゃない】

私がやっていたのは、ある意味で**“人気取り”**だったのかもしれません。

悪者にはなりたくない。
関係性も壊したくない。
でも現場は安全にしたい。

それって、都合よすぎますよね。

人気者になりたくて、リーダーやってるわけじゃないのに(笑)

【”信頼を守る”には】

今回の件で、私はこう思いました。

「部下に嫌われてもいいから、
“嫌な役”をちゃんと買って出よう」と。

それができて初めて、
「この人がリーダーでよかった」と思ってもらえる気がしたんです。

怒るときは、怒る。
伝えるべきことは、伝える。
それが“信頼を守る”ということなんだと、
ようやく気づきました。

【話ネタに使えるポイント】

このエピソードは、部下との関係、リーダーとしてのあり方を
少し笑いを交えて、深く考える材料になります。

  • 「この前、部下に“ガツンと言って欲しかった”って言われまして…」と、反省系雑談として
  • 「リーダーって、結局“嫌われ役”をやる覚悟ですよね」と、ビジネス観点で
  • 「部下に任せることと、任せきりにすることの違い」について、意見交換として

キーワードは、
“ガツンと言う責任”と、“嫌われ役の覚悟”。

この2つだけでも、十分に印象的な話のタネになります。

【記事まとめ】

  • 部下が対応してくれていても、リーダーが出ていく場面がある
  • 関係性を壊したくない気持ちが、“逃げ”につながることもある
  • リーダーが“嫌な役”をやることで、信頼が生まれる
  • 任せることと、任せきることは違う
  • 人に好かれるより、“信頼される”ことを目指す

【最後に】

リーダーって、派手なことをする必要はないけれど、
“ここぞ”という時にちゃんと立っていないと、
部下はそれを見てるんですよね。

そして、黙っていても――
その信頼は、少しずつ目減りしていく。

だから今日も、嫌われ役でもちゃんと立とう。
それが、僕たちの“ガツン”なのかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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