提案が通らないのはなぜ?|「変えない方が正解」になる職場のルールと空気

仕事の話ネタ

※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。

こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、仕事の現場でよくある「変えてもいいですか?」という相談から、
“日本社会が抱える、計画重視の文化”について考えてみたいと思います。

【結論(この記事でわかること)】

「どうして“正しい提案”が通らないのか?」
それは、“間違っているから”ではなく、“変えること”がリスクだからです。

この記事では、

  • なぜ「予定通りで進めたい」という空気が、提案の芽をつぶすのか
  • 「失敗できない社会」が生み出す、“変化へのブレーキ”の正体
  • 誰も反対していないのに、話が進まない“無言の却下”のメカニズム

…を通して、
あなたの提案が通らなかった“本当の理由”と、変化を起こすためのヒントをお届けします。

【話ネタ本文】

このやり方、変えてもいいですか?

仕事をしていると、よくあるんです。
「このやり方、変えてもいいですか?」って聞かれること。

内容を聞くと、まあ合理的なんですよ。
そっちの方が効率良さそうだし、結果も良くなりそう。
「それ、いいね!どんどんやろう!」って言いたいところなんですが……。

なぜか、口に出るのは「うーん、今回は予定通りでいこうか」だったりする。

なんか変じゃない?

あれ? なんでダメって言っちゃったんだろう?
……自分でもそう思うんです。

提案は“正しい”し、“良いこと”だと思ってる。
でも、なぜか「変えない」方を選んでしまう。

それってつまり──
もし、変えたことで何かトラブルが起きたら、
「なんで変えたの?」って、責任が自分にくるから。

逆に、予定通りにやってうまくいかなくても、
「まぁ仕方ないね、想定外だったから」で済むことが多い。

……あれ? これ、なんか変じゃない?

「変えない」を選ぶ理由

たとえば、雨が降ってても運動会は決行。
台風が来てても、出社するのが正義。
計画がすべてで、現場の“今”はあんまり関係ない。

日本って、ほんと「計画通り」が大好きなんだなって思います。

でも、その“計画”って、未来の仮説でしょ?
現実に合わせて柔軟に変えた方が、結果よくなることもあるのに──
変えると、「なぜ変えた?」って責められる。

だから、みんな「変えない」を選ぶ。
それが一番、安全だから。

変化に弱い日本社会

たぶん、日本社会って「失敗の責任を誰が取るか」で動いてる。

“変えた結果うまくいった”よりも、
“変えずにトラブルが起きた”方が、まだマシっていう風土。

変えた人が叩かれるなら、誰も変えたがらない。
つまり──「正しいかどうか」より、「守れるかどうか」が優先される。

これ、すごく計画的である反面、
変化に弱くなるし、チャンスも逃しやすくなる。

本当に「正しい判断」ですか?

あなたの職場でも、ありませんか?
「それ、今の現場には合ってないな」と思いながらも、
誰も変えようとしないルールや進め方。

変えた方がいいのに、「変えない方が安全」って空気。

その場の判断が必要なときほど、
“計画”と“責任”のバランスに悩まされる。

でも、それって本当に「正しい判断」なんでしょうか?

【話ネタに使えるポイント】

  • 「いい提案だったのに、“変えない”を選んだこと、あります?」と話を切り出せる
  • 「日本って、“予定通り”が正義ですよね」と共感トークに展開しやすい
  • 「責任の所在が不明確なままだと、誰も動かなくなる」など、ちょっと知的な話にもつなげられる
  • 自虐的に「僕も結局“そのままで”って言っちゃいました(笑)」とオチをつけやすい

キーワードは、
“予定通り信仰”、と“失敗を恐れる文化”。
ネタのポイントは、「提案が通らないのは、内容のせいじゃなく“変えるリスク”のせいだった」という“視点のズレ”に気づけるところ。
笑い話にもできますし、「日本の変化に弱い構造」についての知的な話にも展開できます。

\関連記事もどうぞ/
👉 空気に逆らうのが怖いのはなぜ?
“話しかけるタイミング”、どう決めてますか?|空気を読む力は「未来を感じる力」かもしれない

【記事まとめ】

  • いい提案でも、“変えない”方が安全だから、採用されにくい
  • 日本社会は「変えて失敗した人」を責めがち
  • 「計画通り=正しい」という空気が、変化を止める
  • 柔軟な判断をしにくい構造は、デメリットもある

【最後に】

“変えない”って、一番無難な判断。
でもそれは、時に「考えることを放棄すること」でもある。

計画通りに進めることも大事だけど、
「今、何が正しいか?」に素直になれる社会の方が、
たぶん、もっと働きやすくなるんじゃないかと思うんです。

……まぁ、今日も僕は「予定通りでいこうか」と言ったんですけどね(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

【関連記事リンク】

👉 空気に逆らうのが怖いのはなぜ?
“話しかけるタイミング”、どう決めてますか?|空気を読む力は「未来を感じる力」かもしれない

👉 “正しさ”を振りかざす人にイラッとしたことありませんか?
その“正しさ”、誰のもの?|怒りの裏にある「コピー思考」に気づくとラクになる

👉 引き継ぎがうまくいかないのは“役割の認識ズレ”?
引き継ぎトラブルの本質とは?|“それ、僕の仕事なんですか?”と叫びたくなった話

コメント