仕事を部下や同僚に任せたとき、なぜかモヤモヤしたことってありませんか?
「進んでるかな?」「忘れてないかな?」──そんな不安がつきまとうんですよね。
僕も先日、上司への報告を人にお願いした場面で、まさに同じことを経験しました。
その時に痛感したのが、“信じること”よりも難しいのは、“手放す力”なんだ、ということ。
僕の小さな失敗から見えてきたのは、“任せる力”を育てるヒントでした。
雑談でも、「任せるって実はめっちゃ不安なんですよね」と切り出せる、ひとつ仕込んでおきたい話ネタです。
※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。
【結論(この記事でわかること)】
このエピソードが教えてくれたのは、
「信じる」より「手放す」ほうがはるかに難しい、ということです。
仕事を任せる場面でも、家庭や友人とのやり取りでも、結局は“自分の見えていない時間”をどう受け止めるかにかかっています。
「任せたのに不安になる」のは、相手のせいじゃなくて、自分がまだ手放せていないだけ。
「ああ、今は相手の時間で動いているんだ」と思えた瞬間から、関係はラクになります。
次に“仕事を任せたのに不安になる話”が出たとき、このネタをそっと差し込んでみてください。
【話ネタ本文】
こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、「仕事を人に任せる」ことの難しさについて、僕自身が体験したヒヤヒヤなエピソードをもとに、
“信頼”と“手放すこと”の関係を考えてみたいと思います。
”任せる”ということ
立場上、メンバーに仕事をお願いすることって、よくあります。
でもこれ、けっこうストレスなんですよね。
というのも──
自分でやれば、完成形が見える。
いつまでに終わるかも、自分でコントロールできる。
だから、次の段取りも組みやすいし、社内の根回しもやりやすい。
でも一度、他人に任せてしまうと、
もうその仕事の「中身」が見えなくなる。
これ、けっこう怖いんです。
任せた後のモヤモヤ
「この仕事、ちゃんと進んでるのかな?」
「期限、守れそうかな?」
「……ていうか、もう忘れてない?」
こっちはお願いしてる立場だから、あんまりガミガミ言えない。
でも何も聞かないのも不安すぎる。
結局、モヤモヤしたまま待つことになる。
とくに、目上の人にお願いしたときは、なおさら気を使う。
最近、僕のプロジェクトで問題があって、会社への報告が必要になったんです。
でもちょっと遅れてしまって、僕自身にも後ろめたさがあった。
そこで、直接上司に報告するのは気が引けて、
対応部署の方に伝えて、「そこから上司に報告してもらう」形にしたんですね。
……これが、まぁ、遅い。
任せた”つもり”になっていた
最初は、「やっぱりお願いしたのが間違いだった」と思いました。
でも、ふと気づいたんです。
これって、相手が悪いというより、
「任せたのに見えなくなること」が怖いだけなんじゃないかって。
人に任せるって、信頼するってことだけど──
その信頼の中には、「見えない時間を許容する覚悟」が必要なんですよね。
僕は、お願いした瞬間に「手放したつもり」になっていたけど、
実はぜんぜん手放せてなかった。
”任せること”は”信じること”
結局のところ、僕たちは「自分が見えている範囲」に安心する生き物なんだと思います。
自分でやる=見えるから安心。
人に任せる=見えないから不安。
でも、信頼って、“見えなくても信じる”ことなんですよね。
逆に言えば、
「任せるのが怖い」ってことは、
「信じる勇気が足りない」のかもしれない。
”任せる”とは最難関の信頼
あなたは、仕事を任せるとき、
どれくらい“完全に手放せて”いますか?
任せてるつもりで、裏でこっそりチェックしてたり──
自分の中で“失敗したときの保険”を準備していたり──
それ、本当に信じてるって言えるのかな?と。
任せるって、たぶん、いちばん難しい信頼の形です。
【話ネタに使えるポイント】
「仕事を人に任せるって、実はめちゃくちゃストレスなんですよ」と共感ベースで話し出せる
- 「任せるのが苦手な人って、信じるのが苦手な人かもしれないですよね」など、価値の再定義につなげやすい
- 「上司に直接言えばよかったんですけど…」と、ちょっとした自虐も交えられる万能ネタ
キーワードは、
“任せるって、実はめっちゃ不安”と、“信頼とは見えない時間を受け入れること”。
小さな違和感から、信頼とリーダーシップの本質へ。
仕事の現場でも、雑談でも使いやすいネタです。
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【“任せる力”を育てる3つのヒント】
「じゃあ、どうすれば“任せたのに不安になる”ことを防げるのか?」
そんなふうに思った方へ、僕なりの3つのヒントをまとめてみました。
- 「見えない時間も信頼の一部」と知る
任せた仕事が見えなくなると、不安になりますよね。
でもその“見えない時間”こそが、本当の信頼の試されどころ。
「見えない=失敗する」と思わず、「見えない=任せた証」と捉えてみましょう。 - “完全に任せる”ことは難しくて当たり前
「手放したつもり」になって、実は心のどこかで握っている。
そんな自分に気づくだけで、少しラクになります。
完璧に任せきれない自分も、まずは受け入れてあげましょう。 - 小さな“任せた成功体験”を積み重ねる
最初から大きな仕事を任せるのは、誰でも不安です。
まずは小さなタスクから任せて、「任せても大丈夫だった」という経験を積む。
それが、“手放す力”を育てる第一歩になります。
あなたが最近、「あの仕事、うまくいってるかな」と感じたこと。
それって、ほんの少し“見えない時間”を信じる練習なのかもしれません。
【記事まとめ】
- 任せた仕事が「見えない時間」に、僕らは強い不安を感じる
- 信頼には、“見えないことを受け入れる勇気”が必要
- 自分でやれば安心なのは、“見えてるから”にすぎない
- 「任せること」=「手放すこと」だと、本当に覚悟できてるか?
【最後に】
結局、今回の件も「任せたけど手放してなかった」僕自身の問題だったと思います。
“信頼する”って、けっこう怖い。
でも、「やってくれてる」と信じて見守れる人って、やっぱりカッコいいですよね。
……まぁ、まだそこまでは行けてませんけど(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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