現場でトラブルが起きた時や、部下が大きなミスをした時、
「まずどこに向き合うべきか」で意見が分かれることってありますよね。
正しい手順も大切なのに、感情の行き違いで余計に混乱が広がってしまう…。
そんな場面で思い出してほしいのが、この“本社優先と現場優先のズレ”の話です。
僕が実際に経験した出来事から、組織の中で“人を見る姿勢”を忘れないためのヒントが見えてきました。
失敗対応の裏側にある“価値の再定義”について考えるきっかけにもなる、
ひとつ仕込んでおきたい話ネタです。
※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。
【結論(この記事でわかること)】
このエピソードが教えてくれたのは、
“手順の正しさ”よりも、“人と現場を見る姿勢”を優先した方が関係も信頼も守れる、ということ。
ミス対応でも、顧客トラブルでも、
誰が悪いかより、まず「何がいま起きているのか」に目を向けることが大切です。
そして、「ああ、この人はこういう価値観で動いているんだな」と受け止める。
それが組織の空気を壊さず、本当の“信頼”を積み上げる唯一の方法なのかもしれません。
次に失敗対応の話題が出たときは、このネタをそっと忍ばせてみてください。
“立場より人を見る”という視点が、きっと場の空気を変えてくれます。
【話ネタ本文】
こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、部下が大きなミスをしたときに感じた、
「会社の価値観って、いったいどこにあるんだろう?」という話をしたいと思います。
現場が燃えているのに、視線は“本社”のほうを向く
先日、部下が大きなミスをしました。
客先から求められていた仕様とは違う機器を発注して、そのまま据え付けまで進めてしまったんです。
もちろん客先は納得しません。
こちら負担で交換することになり、現場はバタバタ。
僕もすぐに会社へ報告して、対応を相談したんですが……。
返ってきた言葉は、ちょっと意外でした。
「誰の責任だ?」
「本社にどう報告するんだ?」
「部長にはもう話したのか?」
いやいや。
こっちは“今まさに起きている混乱”をどう収めるかを考えていて、
原因や再発防止を整理するのはそのあと。
なのに、彼らの関心はずっと“上”なんです。
その姿勢を見て、なんとも言えない失望がありました。
“会社の正しさ”って、本当に正しいのか?
もちろん、報告は大切です。
会社として筋も通さなきゃいけない。
けど――
「目の前の部下が落ち込んでる」
「客先が不信感を募らせてる」
「現場が混乱している」
この“リアルな問題”よりも、本社の顔色のほうが優先なのか?
という疑問が、どうしても消えませんでした。
僕だけなのでしょうか。
こういうとき、“何を守るべきか”の優先順位がズレてると感じるのは。
守るべきは“書類”ではなく“人と現場”だ
あらためて思ったんです。
会社って、「手順」「報告」「責任の所在」を重んじる生き物です。
それ自体は悪くない。むしろ必要です。
でも、部下は人間です。
感情があって、失敗したら落ち込むし、不安にもなる。
お客さんだって人間です。
不安や怒りがあるから、丁寧な説明や寄り添いが必要になる。
失敗したとき、本当に守るべきものは
“書類”や“組織の体裁”じゃなくて、
まずは“人の気持ち”と“現場の混乱”なんじゃないかって。
価値の再定義:会社員である前に、人である
今回、強く思ったことがあります。
会社の中で評価されることや、
自分の立場を守ることばかりを優先すると、
「本当の価値」を簡単に見失うんだなということ。
- 部下の気持ちを守る
- 混乱した現場を立て直す
- 客先との信頼を回復する
その積み重ねが、
最終的には“会社にとって一番の価値”になるはずなんです。
だから僕は、今回の光景を反面教師にしたいと思いました。
- 立場ではなく、人。
- 報告ではなく、現場。
- 体裁ではなく、信頼。
それを大事にできる人間でいたい、と。
あなたの職場では、何を優先していますか?
あなたの職場ではどうですか?
失敗が起きたとき、
“本当に大事にすべきもの”を優先できていますか?
それとも、組織の論理に押されてしまっていますか?
立場や手順は大事です。
でも、人の気持ちや現場の声を優先したほうが
うまくいく場面って、実は多い気がするんです。
【話ネタに使えるポイント】
- 「部下がミスしたときって、会社より現場の空気のほうが大事じゃないですか?」と切り出すと共感を得やすい
- 「本社の顔色ばっかり気にされると、“いや今そこじゃないんだよ”って思いません?」と軽く笑いを取れる
- 「組織の正しさより、人を見る姿勢って大事ですよね」と少し深い話にも転換可能
キーワードは
“現場のリアル”と“人を見る姿勢”。
ビジネスネタなのに、どこか人間味のある雑談になります。
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「じゃあ、どうすれば“本社優先の空気”に振り回されずに済むのか?」
そんなふうに思った方へ、僕なりの3つのヒントをまとめてみました。
- “いま起きている事実”に立ち返る
責任追及や報告手順の前に、「いまどこで何が起きているか」を一度だけ整理する。
事実に立ち返るだけで、感情や立場の争いが静まり、最優先で向き合うべき場所が見えてきます。 - “誰が困っているか”を最初の基準にする
ミスが起きたとき、基準を「誰が悪いか」ではなく「誰がいま困っているか」に切り替える。
視点を変えるだけで、部下の気持ちや顧客の不安に寄り添う行動へ、自然と舵が切れます。 - “立場”ではなく“信頼”を積み上げる選択をする
報告や手順を守ることは必要。でも、最終的に仕事を動かすのは人の信頼です。
目の前の相手にとって「この人は味方だ」と思える態度を選べば、現場の空気は驚くほど軽くなります。
あなたが最近感じた「なんか優先順位おかしくない?」という違和感。
それって、少し見方を変えるだけで、もっとラクにできる余地があるのかもしれません。
【記事まとめ】
・組織は“手順”や“責任”を重んじるが、現場では“感情”と“混乱”が最優先
・会社の体裁を守ることに偏ると、本当の価値を見失いがち
・部下も顧客も人間であり、気持ちに向き合うことこそ信頼回復の第一歩
・今回の経験から、「立場より人を守る」という価値観を再定義した
【最後に】
仕事って、手順や責任ばかり追っていると、
大事な“人”が見えなくなることがあります。
でも、現場で困っている相手に向き合えた瞬間、
空気がふっと軽くなるんですよね。
……とはいえ、僕もたまに本社の顔色をうかがっちゃうんですけど。(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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