接待や大事な会食で、「何を食べるか」ばかり考えてしまうこと、ありますよね。
料理は悪くないのに、なぜか場の空気が盛り上がらない…そんな経験も。
そんな場面で思い出してほしいのが、この“じゃがいもフレーク”の話です。
僕が接待の夜に体験した小さな出来事から、料理より体験が人を動かすヒントが見えてきました。
“接待=体験設計”という視点にもつながる、ひとつ仕込んでおきたい話ネタです。
※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。
【結論(この記事でわかること)】
このエピソードが教えてくれたのは、
「豪華な料理を出すこと」よりも、「相手がどんな時間を過ごせたか」を大切にする方が、記憶に残るということ。
接待でも会食でも、高級食材より“体験の演出”が相手の心を動かします。
代わりに、「この人は自分の時間をこんなふうにデザインしてくれたんだな」と思ってもらう。
それが、料理以上に場を成功させる唯一の方法かもしれません。
次に接待や会食の話をするときは、このネタをそっと忍ばせてみてください。
【話ネタ本文】
こんにちは、カブラブログのカブラです。
今回は、ある“接待の夜”に体験した、ちょっと不思議で、おいしい話です。
じゃがいもとハラミが、なぜか僕に“脳科学”を教えてくれた夜のことです。
なんの変哲もない食材なのに…
先日、北海道の現場に、
大阪の本社から担当者が来ることになりまして。
打ち合わせのあと、
接待も兼ねて、夜ごはんをご一緒したんですね。
お店は、カウンターとテーブルが一つずつしかない、
ちょっと隠れ家的な、和風のお店。
料理は……うん、なんというか、“おもしろい”んです。
たとえば、サラダに乗ってたのが──
カツオ節にしか見えない、ジャガイモのフレーク。
焼き肉のハラミにも、
フランス料理みたいなソースのデコレーション。
素材はふつう。でも、見た目も、味も、ちょっと楽しい。
「うわ、なんかすごい!」って、なるんですよ。
じゃがいもに、心をつかまれる夜
帰りのタクシーの中で、ふと、考えたんです。
たかがジャガイモやハラミで、なんであんなに感動したんだろう?
どっちも、家でよく食べるやつです。
でも、あの夜は、なんか特別だった。
気になって、ちょっと調べてみたんですよ。
すると──
人って、「外で食べる」というだけで、
幸福感がグンと上がるらしいんです。
外食は「食事」ではなく「体験」
どうやら、外食って「料理」だけじゃないんですね。
・店の雰囲気
・サービス
・会話
・ちょっとした非日常
・他人の目
それ全部が合わさって、脳が「楽しい!」って感じるんだとか。
“料理そのもの”より、“体験そのもの”が、ごちそうになってるってこと。
そりゃあ、じゃがいもも輝くわけです。
接待の意味も、ちょっと変わる
考えてみれば、
接待って「料理を食べるイベント」じゃないんですよね。
その人のために、
場所を選び、時間をつくって、空間を整える。
つまり、接待って「体験のプレゼント」だったんです。
なんか、そう考えたら、ちょっといい話に思えてきません?
あの日のじゃがいもも、誇らしげに見えてきました。
【話ネタに使えるポイント】
- 「接待で食べたサラダに、カツオ節かと思ったら“ジャガイモのフレーク”が乗ってて…」と話し出せる
- 「外食って、“料理”じゃなくて“体験”なんですね」とちょっと知的な雑談にできる
- 「同じハラミでも、出され方でこんなに違うんだな〜って思ったんです」と気づき系の話になる
- 「接待って、体験をプレゼントする場だなって思いません?」と深掘りも可能
キーワードは、
“料理より体験が心を動かす理由”と“接待=体験設計”
料理の話から始まって、人間心理や演出の話へも広げられる、雑談にぴったりなネタです。
\関連記事もどうぞ/
👉 “価値”は体験に宿る
家庭料理の価値を再発見|ペスカトーレが教えてくれた「文脈」の力
【料理より体験が人を動かす3つのヒント】
「じゃあ、どうすれば“料理だけじゃない接待”ができるのか?」
そんなふうに思った方へ、僕なりの3つのヒントをまとめてみました。
- 「何を食べるか」より「どう感じるか」を考える
高級な食材を選ぶより、「お、いいお店知ってるね」と思ってもらえる工夫を。
相手の“印象に残る体験”を意識すると、料理選びの基準も変わります。 - 小さな“ひと工夫”が、特別感をつくる
例えば、席の位置やタイミング、最初の一言など。
さりげない演出が「気づかれないけど、なんか心地いい」を生みます。 - 主役は“自分”じゃなく“相手”だと決めておく
自分が気を張るより、相手がリラックスできる空気をつくることに集中する。
すると、自分も自然とラクになります。
あなたが今度だれかを「おもてなし」するとき、
それは“ごちそうする場”というより“記憶に残る時間をつくる場”かもしれません。
【記事まとめ】
- 外食は、料理そのものよりも「体験」全体が“ごちそう”になる
- 雰囲気や会話、サービスのすべてが脳に報酬を与える
- 接待は、料理の良し悪しではなく「相手が体験する空間づくり」だった
- 素材が普通でも、“演出”で人の心は動く
【最後に】
僕は、じゃがいもに、ちょっと見下されました。
「ただの芋だと思った?舐めんなよ」って顔してました。
……たぶん、気のせいですけど。(笑)
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
【関連記事リンク】
👉 “価値”は体験に宿る
家庭料理の価値を再発見|ペスカトーレが教えてくれた「文脈」の力
👉 “健康も投資のひとつ”
週1ゴルフで昇進も健康も!?|“高い趣味”が“最高の投資”になる理由とは
👉 “見える景色の変化”が会話の糸口になる
変わらない空が教えてくれたこと|“自分の変化”に気づくヒント
コメント