ゴキブリが怖いのは“黒い影”だから?|恐怖は知らなさがつくる

日常の話ネタ

※このコラムは「雑談が苦手で、会話が続かない人」のための“話のネタ帳”です。
読むだけで、ちょっと話してみたくなる雑談ネタをストックできます。

こんにちは、カブラブログの管理人・カブラです。
今日は、「家に出る虫」の話から、
“恐怖って、なにでできているんだろう?”というお話をしたいと思います。

【虫騒動から虫担当】

最近、だいぶ暖かくなってきましたよね。
そのせいか、家の中に虫が出るようになりました。

小さい米粒みたいなやつから、2センチくらいのまで、
3〜4種類の虫に出くわします。

最初のうちは、家族みんなで「ギャー!」なんて騒いでたんですが、
もう最近は慣れてきて、僕が呼ばれて、サクッと駆除。
完全に“虫担当”として任命されています。

でもね……
アイツだけは、別格なんです。

“黒いアイツ”との遭遇

黒光りして、足がいっぱいあって、
こっちの動きにいちいち反応する、あの憎いやつ。

名前を出すのもはばかられるので、
ここでは“アイツ”と呼ばせてもらいますね。

アイツのために、僕は「専用のハリセン」を作りました。
殺虫剤も常備してるし、部屋の点検も欠かしません。

家族が「キャー!」と叫べば、
僕はハリセンを片手に戦場へ向かいます。

もう、ほぼ“家族のヒーロー”です。
……ただ、ビビりまくりのヒーローですけど。

他の虫とは、恐怖の“質”がちがう。
ときどき、“死んだフリ”までしてくる。

あんな小さい体で、演技派で、
早くて、賢くて、増殖しまくる…(ブルっ)
さすが、古代から生き残っているだけある。

【なぜアイツは怖いのか?(正体のなさと恐怖)】

考えてみたんです。
なぜ僕たちは、あれほどまでに“アイツ”を怖がるのか。

見た目がグロテスクだから?
動きが速いから?

もちろんそれもあるんですが、
本質はたぶん、「よくわからないから」なんですよね。

アイツがどこから来るのか、
どんな習性があるのか、
何を考えて、どう動いているのか――

僕たちは、ほとんど何も知らない。

“正体不明”って、すごく怖いんです。
人間って、「知らないもの」に、一番ビビる生き物なんじゃないかって。

【殺虫剤の真実と、それでも残る不気味さ】

ところで、先日ちょっと衝撃的なことを知りました。

アイツ用の殺虫剤ってありますよね?
あれ、当たるとアイツがめちゃくちゃ動き回るじゃないですか。
暴れまわって、壁を登って、床を駆けて、ピタッと止まる。

あの動き、てっきり「苦しんでる」のかと思ってたんですが……
違うらしいんです。

どうやら、興奮してるんだそうです。
興奮して、全力で動きすぎて、最後は体力を使い果たして死ぬ。

……ちょっと、怖くないですか?

苦しんで暴れてるんじゃなくて、
興奮状態で、全力で動きまくって、命尽きる。 …なかなか残酷ですよね。
恐怖と嫌悪の向こうに、ちょっとだけ罪悪感。

【想像力が、恐怖をつくる】

あらためて思いました。

恐怖って、実態そのものよりも、
「わからない」「想像が膨らむ」ことで大きくなるんですよね。

つまり、“正体不明”は、想像力を刺激する。
そして、想像力は、僕たちの中で「恐怖」をつくりあげてしまう。

アイツが怖いのは、
見た目や動きももちろんですが、
それよりも、「正体がわからないから」なんです。

【ビジネスにもある“正体不明の恐怖”】

これ、実は虫に限った話じゃないなと思っていて。

仕事でもありませんか?
よく知らない上司。
何を考えてるかわからない取引先。
何を求められてるのかよくわからないプレゼンの場。

全部、「わからなさ」が不安や恐怖を生む。

虫も、仕事も、実は同じなんですね。(笑)

【一歩近づくことが、克服につながる】

だから、僕は思うんです。
「怖いな」と感じたときほど、
相手の“正体”をちゃんと見ようとすることが大事なんじゃないかって。

わからないまま怯えるより、
一歩近づいて知ろうとするだけで、
恐怖って、ちょっとずつ溶けていく気がするんです。

……まぁ、アイツに一歩近づくときはハリセン装備ですけど。(笑)

【話ネタに使えるポイント】

このエピソード、以下のように会話で使えます。

  • 「最近、家に虫が出るんですけど、アイツだけは本当に無理で…」と軽い笑い話に
  • 「人って、“わからないもの”に一番怖がりますよね」と、心理学的な視点から
  • 「実は職場でも“正体不明”な人がいちばん怖かったりしません?」とビジネス雑談に

キーワードは、
正体不明の恐怖”と“想像力がつくる怖さ”。
ちょっと哲学っぽくも展開できます。

【記事まとめ】

  • 最近、家に虫が出る
  • でも“黒いアイツ”だけは別格に怖い
  • 理由は、「正体がわからない」から
  • 殺虫剤で暴れる理由も、“苦しみ”ではなく“興奮”だった
  • 恐怖とは、実態よりも“想像”が作り出すもの
  • ビジネスにも“正体不明の恐怖”は潜んでいる
  • 怖さを感じたら、相手を知ろうとする努力が大切
  • ……でもアイツだけは、やっぱり勘弁してほしい(笑)

【最後に】

”黒いアイツ”が怖いのって、
実は、見えないものを「想像する力」があるからなんですよね。

どこにいるかわからない。
何をするかわからない。
そもそも、どれくらいヤバいのかも、わからない。

わからないからこそ、
僕たちは勝手に想像して、勝手にビビる。

でも――
それって裏を返せば、「見えないものを想像できる力」が、
僕たちの中にあるってことでもあるんです。

人間って、怖がる生き物だけど、
だからこそ、未来を描けるし、
だからこそ、備えられるし、
だからこそ、物語も作れる。

想像力があるから、僕たちは前に進める。
そう考えると、あの”黒いアイツ”も、
ちょっとだけ、感謝すべき存在なのかもしれませんね。
……ちょっとだけ、ですけど(笑)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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